上野学園の場所と関連情報

最終更新日 2025年5月15日 by michidoo

東京の台東区東上野にある上野学園は、中学校・高等学校と大学、そして大学図書館を内包する私立の施設です。
オフィスビルのような造りの校舎が特徴で、周囲の建物や風景に溶け込む形で自然に、学校が存在しているのが印象的だといえます。

 

上野駅から徒歩約8分で到着する距離

校舎の場所は、JR東日本と東京メトロの路線が通る上野駅近くで、どちらも出口を出てから徒歩約8分で到着する距離です。
1日平均で約18万人の人達が利用する駅ですから、駅の周辺はそれなりに人通りが多いですが、校舎は沿線から少し外れるので登下校で混雑に巻き込まれることは稀です。
通学路はほぼ直線的なルートなので、位置関係や場所と距離を念頭に置いておけば、初めて足を運ぶ人でも迷う心配はないでしょう。

周辺は雑居ビルや商業施設、マンションなどが混在する環境ですが、駅に近いか離れるかでかなり違ってきます。
ちなみに京成電鉄やつくばエクスプレスの最寄り駅とも近く、それぞれ徒歩10分~12分くらいで足を運べます。
上野駅は、山手線が環状するルートに組み込まれていますし、山手線の各駅と行き来しやすいですから、遠方から交通機関で通う生徒もいます。

上野学園の大学では学生寮が用意されているので、一人暮らしすることも可能ですが、山手線のエリア内に所在する生徒は割と通学を選ぶ傾向です。
これはわざわざ引越しする必要性を感じなかったり、費用を節約したいなどが主な理由です。
上野学園は、関連する施設を1つの区画に収めているので、コンパクトにまとめられていて、中学生から大学生までの教育をカバーできています。

 

1904年の誕生から一貫して地域に密着している

このような方針を採っている理由は、元々上野に学校のルーツを持っており、1904年の誕生から一貫して地域に密着していることにあります。
設立から120周年が迫っているので、それだけ歴史が長く伝統を大切にしていると考えられます。

しかし、歴史が長いといっても発想に柔軟性があって、現在の新校舎の建設や男女共学化などからも見て取れます。
校舎は室内を明るくする為に、採光を目的にガラス張りになっていますが、伝統的な学校でそういうデザインを発想するのは難しいものです。

それでも実際にガラス張りでどの部屋も明るく、狙い通りの雰囲気作りに成功しているごいえるでしょう。
外観こそ都市型のビルですが、入り口は関係者のみ通れるゲートつきで、エントランスは天井の高い吹き抜け、各教室には楽器やパソコンが充実するなど設備面も魅力的です。

 

上野学園の音楽教育の歴史は古い

普通科と音楽科を設置する学校ですから、音楽を目的に入学を決める人は、楽器に触れることができたり演奏の機会が大切です。
上野学園の音楽教育の歴史は古く、1946年に東京都の音楽研究指定校、1949年に日本初の高等学校音楽科設置を実現しています。
現在の音楽科はその流れを汲むもので、例えば多くの部屋に設置されるピアノがあったり、本格的なコンサートホールを有していることからも窺えます。

音楽科は大きく、器楽・声楽コースと演奏家コースに分けられていて、本気でプロを目指す人の為の教育を提供しています。
楽器や演奏の設備や環境が整っているからこそ、良質な音楽教育が形になりますし、生徒達も真摯に学ぶ姿勢になるわけです。

上野学園が優れているのは、普通科も音楽科と同じくらいに力を入れ、総合的に質の高い教育を行っていることです。
自覚という建学の精神と、親切や努力の実践徳目が設立時からの校訓ですから、生徒達は自立して自ら考えたり判断できるように育ちます。

 

夏期や冬期講習を用意して学力アップを図っている

塾のような少人数制授業を取り入れたり、夏期や冬期講習を用意して学力アップを図っているのも、上野学園特有の教育です。
意欲のある生徒ばかりですから、生徒同士がポジティブな刺激を与え合いますし、そこから生徒が自主的に勉強に打ち込む校風に繋がっています。

自習室は静かに集中できる場所で、何時でも質問が行えるように職員室の隣に設置されているのが特徴です。
学校行事などのイベント充実で思い出づくりを楽しめますが、1日のスケジュールが決まっているので、メリハリのある学校生活が送れます。

中学校では、外国人講師による刺激的な授業や、外に足を運ぶフィールドワークが特色となっています。
一方、高等学校は個別のフォローや放課後の特別講習、音楽科では大学レベルの授業をいち早く受けられる点が魅力です。

レッスンや演奏会など、技術を磨いて披露する環境と場が用意されますから、生徒の意欲はますます高まります。
大学はより音楽教育に特化する方向で、教育だけでなくキャリアや就職を見据えたサポートも提供されます。
しかも、短期大学部も併設されているので、学び方の多様性や選択肢が広げられています。

 

まとめ

中学校から大学、短期大学部を含めて共通しているのは、生徒を尊重して能力を引き出したり伸ばす教育方針です。
根底に一貫性があるのと同時に、独自の教育プログラムの実践に積極的ですから、長い歴史も相まって教育に説得力が滲み出ます。
極めつけは指導者のレベルの高さで、現役だったり第一線で活躍する講師の専門的な授業を受けられるのがポイントです。