最終更新日 2025年5月15日 by michidoo
(1)ブラジリアンワックスの由来と施術方法
日本でもVIO脱毛の処理をする方法として定着しつつあるブラジリアンワックスはアメリカで生まれました。
1987年に7人のブラジル人姉妹がニューヨークにネイルサロンを開き、90年代になって脱毛を行うようになったのです。
ただ、そのときはまだ違う名称でしたし、ワックスを使った脱毛自体は古代エジプトのクレオパトラも行ったと言われる方法です。
それが次第に人気が出てきて、やがてブラジリアンワックスという名前が付きました。
この施術方法では、どんな風に脱毛を行うのかというと、まずはワックスを塗る前に肌の消毒を行い清潔な状態にします。
それから直接ワックスを塗ると肌にかなりの刺激が加わってしまうので、保護をするためにオイルを塗り、温めたワックスを塗ります。
ワックスが固まってきたら、それを剥がして脱毛をして痛みが引くまでしばらく待ちます。
しばらくしてから、まだ残って毛を剥がすために肌の保護とワックスの塗布を繰り返します。
数回の施術後に取り切れなかったムダ毛やワックス剤は、脱毛器などを用いて処理をしていきます。
ワックスは固まるまでに数分程度で、VIO脱毛をすべて終えるのに30分位を要します。
最後にワックスを剥がして熱を帯びた部分を冷やして、肌にアフターローションを塗ってダメージが残らないようにケアをします。
施術後しばらくは激しい運動や細菌に感染しやすいプール、公衆浴場はやめておきましょう。
使われているワックスは、何から出来ているのかというと口に入っても害がない蜂蜜と砂糖です。
ですから脱毛サロンだけでなく、自分でもワックスをつくることが出来、処理も行うことが可能です。
(2)ブラジリアンワックスを行うメリットとデメリット
ブラジリアンワックスを行うメリットとデメリットについて見ていくと、メリットはカミソリを使うよりも長い効果を持つ脱毛です。
一度の施術で効果はおよそ2週間から3週間は維持できます。
頻繁に脱毛処理するときには肌にダメージが蓄積されて、色素沈着の原因となりますから、一定期間はなにもしなくてもいいことは長期的に肌を守ることになります。
カミソリでの処理との違いは、切り口がないということもあります。
カミソリの刃でムダ毛を処理するときには、肌の上に出ている部分を切るので伸びるときには先端が鋭い切り口のままになります。
それではムダ毛が伸びた時に、いろいろなところに刺さって不快な状況になります。
それから光脱毛や医療レーザー脱毛では、メラニン色素に反応して熱を発生させる光線を照射します。
その熱で毛根にダメージを与えて毛が抜けるようにするのです。
この方法は、手軽で一度に多くの脱毛ができるのが魅力ですが、日焼けをしていたり地肌が黒い人はメラニンが多いので火傷をする危険があり施術できません。
その点、ブラジリアンワックスはメラニン色素は関係がないので、肌の色がどうであろうと施術ができます。
メラニン色素が少ない産毛などもきれいに処理ができます。
ワックスを剥がすときにはムダ毛だけでなく、肌の表面にある角質も一緒に取り除きます。
新陳代謝の衰えなどで残ってしまった古い角質を取り除くことが出来れば、新しい角質が一番表に出てきて、透明感のある肌を手に入れることができます。
メリットにもデメリットにもなることとしては、毛が抜けても毛根はまだ残っているので永久脱毛は出来ません。
ですから、施術をしていく中で処理をする部分を変えたいと思うときには、途中で変更をすることが出来ます。
でも、繰り返して脱毛をするのが嫌だというのであれば毛根を破壊して永久脱毛が出来る医療レーザー脱毛をするほうがいいです。
(3)ブラジリアワックスを行う際の注意点
ではデメリットはというと、多くの人がブラジリアワックスに対してイメージをしているように、ワックスを剥がした時には痛みが生じます。
処理をする人の腕にもよりますが、初めての経験だとかなりの痛みに、涙が出てもおかしくないほどです。
とはいえ個人差もありますから、想像していたよりも痛みが少ない人もいます。
自分でワックスを塗って脱毛をするときには、適度な塗り方や剥がし方がわからないので肌に大きなダメージを負う可能性もあります。
処理をするためにはムダ毛がわずかでもないといけません。
カミソリで処理をした直後などは施術ができません。
少なくとも5ミリから1センチ位のな朝は必要です。
施術をする前の準備としては、ワックスで脱毛ができるように何もしないように心がけることです。
肌の色など関係なく脱毛はできますが、生理中の方はホルモンバランスが乱れて敏感肌となっています。
ブラジリアンワックスによるダメージが加わりやすくなっているため、出来るだけ生理の日とはタイミングがずれるように予約を入れましょう。
妊娠中の場合も同様で、肌への影響と毛が生えやすくて脱毛の効果が薄いということを考えて避けたほうがいいです。
胎児への影響は考えられないとしても、どうしてもブラジリアンワックスをしたいのであれば医師に相談をしてからの施術にするべきです。