最終更新日 2025年5月15日 by michidoo
⒈昔とは違う患者数と歯科治療
昭和初期は、戦時中ということもあり食料不足が当たり前でした。
そのため、満足に食事が取れないという悪いイメージを持っている人も多いかもしれませんが現代のように甘いものがあふれていたわけではありませんので、虫歯をはじめとした歯の痛みを感じている人も少なかったのです。
戦後、徐々に日本が復興するようになると外国から食べ物が流入しそこには甘い食べ物も含まれていました。
21世紀の現在では、比較的容易にチョコレートやケーキなどを食べることができるようになりその分歯医者に通う人が多くなったのです。
昔の歯医者では、治療にドリルのような器具を使うことが多く待合室にいても驚いてしまうケースが多かったのが実状です。
大人でも怖がる人が多かったわけですから、子どもも当然のように該当します。
中には、子どもを歯科クリニックに連れていくために苦労をする親が多くいます。
とは言っても、最近では虫歯の治療に使われる器具が大きく変わりつつあるのです。
依然として痛みを伴う器具を使用している歯科医院もありますが、虫歯の箇所を専用の薬剤で溶かし出し十分に溶かすことができた後にピンセットなどで後の処理をするというものです。
これならば痛みも感じませんし、出血もなく子どもでも安心して治療を受けられます。
⒉歯科医に求められる環境づくり
歯医者に関して、その数が問題視されています。
コンビニよりもその数が多いと言われているのですが、どうしても同じ地域に何か所も必要無いということになるのです。
コンビニが他の店舗と競争をして、敗れた場合には廃業を余儀なくされる可能性もあります。
歯科クリニックも同様で、患者を十分に集めることができなければ営業がままならないことになってしまうのです。
そうならないためにも、しっかりと患者を集めるための努力をしなければなりません。
子どもが多い地域であれば、歯科医師が恐い表情でいれば近寄りがたくなってしまいますしそれこそ治療の音に驚いて、通院を避ける危険性も考えられます。
医師としては、笑顔でコミュニケーションを図り子どもにまた来たいと思ってもらえるような環境づくりが求められるのです。
待合室の環境づくりも、大切です。
クリニックを訪れる人は、何も歯だけが悪いわけではありません。
歯の他にも、喉の調子が良くなかったり鼻炎を持っている人もいるかもしれません。
そこには、空気清浄器を設置したり開業前にきちんと掃除をしてほこりや汚れを取り除く努力が求められるのです。
⒊安心して通うことが出来た歯科医
実際に私が行っていた歯医者は、待合室がとても清潔でトイレもまるで新築の家のように綺麗でした。
受付も常時2名待機していて、新しい歯ブラシを購入しようと思って尋ねてみると親切に対応してくれたので気持ちよく通院することができました。
先生がかなり多くおり、診察台も4か所あり長時間待たされることはなかったのが魅力と言えるでしょう。
最初のカウンセリングでは、詳しく話を聞いてくれましたし次回はどのような治療をするのかを説明してくれたのです。
何となく先生というのは患者に厳しく接するという勝手なイメージを持っていたのですが、担当してくださった先生は物腰が柔らかで不明な点などを質問するのに全く抵抗感を感じませんでした。
診断の結果、虫歯は1か所だけではなかったためある程度の期間通う必要があり、それが神経まで達していたのでまずは神経を取り除くことから始められました。
これは思ってもいなかったです。
とにかくいきなり削ってもらえるのかと思っていたからです。
どのようにして神経を除去するのだろうと思っていたところ、専用の器具を使いました。
麻酔をしているため痛みは感じなかったのですが、神経の奥深くまで達すると音が鳴って注意を促してくれるのは私にとってありがたかったです。
先にも述べたように、何か所も施術をしなければならなかったためこれにかなりの期間を要しました。
肝心の虫歯はというと、削りとる方法であったため少し緊張しましたが同じように麻酔の効果もあり痛みは全くありませんでした。
⒋まとめ
よく、痛みを感じたら手をあげてくださいというものがありますが実際には一度も手をあげることなく終了したのは本当に感謝です。
終了後、何度か歯磨き指導を歯科衛生士に行ってもらいました。
私がそれまで行っていた歯磨きが間違っていて、きちんと歯垢を落とせていないことに気づかされたのです。
赤い液体を歯茎に塗り、どのくらい歯垢が残っているかを確認してもらうのですが、回を重ねるごとにその色も少なくなってきて次第にチェックしてもらうのが楽しくなっている自分がいました。
それから3年ほど経ちますが、今でも同じように歯磨きを行っています。
そのおかげで、新たに歯に悩まされるようなことはなくこれからも大切にしていきたいないと思っています。
万が一、歯が痛くなってしまったとしても同じ歯医者に通いたいと思っていますが、もちろん未然に防止することが大切です。