最終更新日 2025年5月15日 by michidoo
口腔内の状態確認や必要に応じた治療を行う歯医者は、歯と歯茎の健康や噛む機能、更には全身を疾患から守る上で重要です。
虫歯や歯周病の放置は、将来的に歯を失うだけに留まらず、食べる喜びや審美的な魅力を損ねる結果に繋がります。
また、口腔内の細菌は血流に乗り血管を通って、心臓やその他の臓器に影響を与えることが分かっています。
心臓病のリスクを高めるという報告もあるほどですから、虫歯1つとっても馬鹿にできないといえるでしょう。
目次
歯周病が進行するとどうなる?
歯周病が進行すると、歯茎が痩せたり歯の根本が脆くなる一方で、血管が硬く狭くなったり関連する疾病の発病リスクが高まるとされます。
つまり歯と歯茎の問題は口腔内だけの問題ではなく、全身に悪影響を与える懸念があるわけです。
近年、歯医者はそういった観点からも診察や治療を行い、全身を様々な疾患から守っています。
直接的に心臓や血管、それ以外の臓器を治療するわけではありませんが、しかし歯や歯茎の治療が健康に必要不可欠なのは確かです。
その為、定期的に健診を受けたり、虫歯があれば早期に治すことが大切です。
虫歯だけでなく、歯周病も重要性の高い治療対象ですから、歯石や口臭が気になった場合は早めに身近な歯科クリニックに足を運びましょう。
早期にかかりつけ医を作る意味
早期にかかりつけ医を作ることは、継続的な歯のメンテナンスを実現するのに役立ちます。
歯の治療というと、治療の刺激的な音が恐怖心を呼び起こすイメージですが、実際は痛みも殆どなくて安全です。
診療を先送りにしたり、症状が進行すると本当に痛い思いをすることになるので、歯や歯茎の違和感に気がついたらなるべく早く治療を受けるのが正解です。
放置して自然に治る症状なら良いですが、時間の経過で治るような症状は限られます。
歯、あるいは歯茎の痛みや出血、口臭などは身体が発するサインなので、無視するのではなく耳を傾けて必要な治療を行う必要があります。
歯が抜けてしまっていたり、歯茎が痩せて噛む力に問題がある場合も、歯医者でしっかりと治療を受けることが将来的な健康を守ることになります。
歯科クリニックには歯の専門家がいますし、設備も整っているので検査を受けるだけでも価値ありです。
案外、歯と歯茎の状態は本人には分からなかったり、見えない部分は問題ないと思いがちです。
実は痛みなく虫歯が進行していたり、すぐに治療が必要なケースもありますから、見えなかったり痛みがなければOKとはならないでしょう。
歯医者を選ぶポイント
歯医者を選ぶポイントとしては、いくつかの観点から総合的に比較検討を行うことが挙げられます。
物理的には、公共交通機関が充実していたり、駐車場完備でアクセスしやすい点が重要になってきます。
いくら腕の良い医者がいて最新の設備が整っていても、アクセスに長時間を要するのは疑問です。
治療は一度で終わるとは限りませんし、何度も足を運ぶことが必要になる方が多いので、通いやすさは大事なポイントの1つです。
通いやすさといえば、週末や休日も診療していたり平日も夕方以降まで開いていると便利です。
診療が平日のみだと通いにくく、しかも休みが取れなければ治療は先延ばしということになるでしょう。
診察や検査を受けて、今すぐ治療が必要と判断されていないなら大丈夫ですが、そうでなければ速やかな治療の必要について可能性を念頭に置いておくべきです。
評判の良さやWEBサイトの印象だけで決めるのは早計
無理なく通えるエリアや、都合の良い診療時間の歯科クリニックを絞り込むと、やがて選択候補の歯医者がリストアップされます。
インターネットでの評判、WEBサイトに掲載される内容から選ぶのもありですが、評判の良さやWEBサイトの印象だけで決めるのは早計です。
評判はあくまで一部の人が感じた印象や感想に過ぎないので、それが全て正しいと思うのは間違いでしょう。
WEBサイトについても確かに、デザインが洗練されていて第一印象が良いとしたら、コストを掛けてブランドイメージを良くしようとしていることは分かります。
ただ、本当に大切なのは歯医者の治療方針や医師の経験、実績や実力といったところにあります。
それだけに、見た目の良し悪しや第一印象で決めるのではなく、内容に目を通して医師の考え方、患者さんとの向き合い方を確認することが肝心です。
信頼に関わる要素をしっかりと確認してから通院を決める
最新設備の写真が沢山掲載されていると、その歯科クリニックは技術力があって腕の良い医師がいると連想しやすくなります。
医療機器を使いこなすのにも知識と技術が欠かせないので、一定以上の技術力に期待はできますが、それが治療のポジティブな結果に結びつくかは別です。
腕利きの医師でも、作業的な印象で苦手意識を覚えるようであれば、通うのが嫌になったり足が遠のいてしまいます。
そうならない為には、説明が分かりやすかったり話に耳を傾けてもらえるなど、信頼に関わる要素をしっかりと確認してから通院を決めることが大事だといえます。
まとめ
時間もお金も有限なので、通院する候補を1つずつ全て回って比較、検討するのは非現実的です。
しかし、他人の評判任せにするのも後悔の懸念が残りますから、候補を3から5程度に絞り込み、その中で足を運んで比較検討することをおすすめします。