最終更新日 2025年5月15日 by michidoo
世の中には、さまざまな法律用語が存在していますが、消費者が毎日の日常生活を送っていくなかで、欠かせない法律というものがあります。
現在では、インターネットで物品、またはサービスなどを購入することが広がってきており、インターネットの通販サイト上には、商品名、価格などが表示されているわけですが、このような場面に適用される法律が「景品表示法」です。
これは具体的にいえば、インターネットの通販サイトのページでは、たとえば100円と表示されていたのにかかわらず、注文してから請求額を確認してみると、105円と変更されていたというケースなどがこの景品表示法違反にあたります。
つまり、購入する側は、100円と表示されていたからこそ、商品を購入するという決意に至ったのであり、105円だったら購入しなかったという場合が考えられるわけであり、販売者、つまり通販サイト側が後になって「時間差で価格が変更になった」などと弁明したとしても、あきらかな景品表示法違反と判断され、罰則対象になるわけです。
このように、販売者側の勝手な理屈、都合によって、通販サイト上の価格を書き換えることはゆるされないことですので、このような法律が存在しているわけですが、この景品表示法という法律は、消費者の強い見方であると言えます。
そのほかにも、実際にあったケースとして、本来であれば1万円の商品が、店側のミスによって1円で販売されていた場合、購入する側が1円と表示されていた時間帯に注文し、一度販売者側も注文を受け付けて商品を発送したにもかかわらず、後からになって販売者側が価格の表示ミスに気が付いて、購入者に差額分を請求するという場合があります。
このような場合にも、景品表示法が適用されるとみなされ、購入者としては、差額を支払う義務は生じません。
もしこの法律を知らない方であれば、販売者の言いなりになってしまい、差額を支払ってしまうという自体になりかねませんので、知っておくことが大切です。