高収入は本当か?

最終更新日 2025年5月15日 by michidoo

高収入の職業と聞くと、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが弁護士ではないでしょうか。
弁護士は簡単になれる職業ではなく、それでも弁護士がいなければ成り立たない事例が数多くあります。

やはり弁護士は一般的に見ても高収入の職業だと言えますね。
ただその年収にも個人差はあります。

たとえば弁護士になりたての新米弁護士の場合、いくら弁護士になったからと言っても仕事がなければ収入にはなりません。
最初から独立することもありますが、弁護士事務所などに所属してその事務所から給料を受け取る人も多いです。

その場合も出来高に合わせた収入になることが多いですが、事務所からの給料ですので高収入とまではいかない程度のことも多いようですね。
ただこの下積み期間というのはその後の弁護士人生に大きな影響を与えます。

やはり弁護士は知識をたくさん身につけているとしても、経験と実績が必要です。
法律に関しても情報はすべて頭の中に入っているとしても、実際に事件などを担当して依頼主のためにどれだけ尽力できるかどうかはその弁護士次第です。

経験を積み重ねることでマニュアルにはないような知識も身につけることができます。
最初はなかなかできなくても経験を重ねることで実績もでき自信にもつながっていきます。
また弁護士としても実績をつくればそれは評判として流れます。

良い評判が流れればそれだけ仕事の依頼も増えてきます。
こういった段階で独立すればかなりの収入を得ることができると言えるのではないでしょうか。
ちなみに近年の弁護士の平均年収を見てみると600万から700万円というデータになっています。

思っていたよりも少ないと感じた人もいるかもしれませんね。
この中には年収3000万円の人もいれば、年収200万円の人もいるということになります。
弁護士になりたての人と長年実績を重ねてきた人とではやはり年収は異なります。

このように弁護士は高収入であることは多くの人がわかっていることですが、誰でも簡単に得られる収入ではないということを理解していただきたいと思います。
肉体労働をするわけでもないのにこれだけの高収入を得られるのは魅力的だと思われる人もいるでしょうが、弁護士は決して楽な仕事ではありません。

精神的にも強い忍耐力を要しますし、仕事をしながら知識をもっともっと身につけていかなくてはいけない職業です。
途中でなげやりになってしまえば自分は楽ですが依頼主が大変な迷惑を蒙ります。

弁護士は高収入だという理由だけで弁護士を目指してもなかなかうまくいかないことも多いかもしれません。
まずは困っている人を助けてあげられる存在になるということを目指して、弁護士を志してみてはいかがでしょうか。